投資の神様 ウォーレン・バフェットの投資術

投資
ペン太
ペン太

投資の入門書を読み終えた人は、「自分はどのように投資していこうか?」と投資スタイルについて悩む人もいると思います。
この本は『自分の投資スタイルについて悩んでいる人』にペン太が1番おすすめする本です。

スポンサーリンク

作者

著者はメアリー・バフェットとデビット・クラークです。

メアリー・バフェットはウォーレン・バフェット(以下 バフェット)の息子の元夫人です。

12年間バフェットファミリーとしてバフェットの投資術を見てきたそうです。

デビット・クラークはポートフォリオ・マネジャーであり、30年以上バフェットファミリーと親交があるそうです。

つまりバフェットの付き合いの深い2人によってかかれました。

本書はバフェット投資術の書籍の中で最も人気だと思います。

ちなみにバフェット自身が書いた投資書籍はありません。

スポンサーリンク

学べること

  1. 消費者独占型の企業の特徴
  2. 長期投資で利益を予測する方法
  3. 株式を購入するタイミング

バフェットの主な投資手法は優良株への長期投資なので、同じ手法に興味があるに人には最高の参考書です。

スポンサーリンク

企業の2つのタイプの特徴

本書では企業は『消費者独占型企業』と『コモディティ型企業』の2つに分けている。

それぞれの企業の特徴です。

比較項目消費者独占型企業コモディティ型企業
特徴

ブランド価値が高い

取り扱う製品が独占企業のように強い市場支配力を持っている

素晴らしいファンダメンタルズである

他のサービスや商品と差別化できない
利益率高い低い
ROE高い

低い

ブランド価値高い低い
ライバル企業少ない多い
労働組合弱い強い
過剰生産能力の存在少ない多い
利益の安定性安定不安定
設備依存度低い高い

上の表のいくつかの項目で確認してみましょう。

消費者独占型企業の代表例として『Apple Inc.』について考えてみます。

AppleといえばiPhoneやMacBookなど世界中で人気の商品を販売していますね。

このiPhoneやMacBookを購入するためには、Appleが開発した製品を購入する必要があります。
例えばiOS搭載のスマホはAppleからしか販売されていないため、ライバル企業が他にいません。

そのため過剰生産する心配もなく、価格競争に巻き込まれることもないため、利益率を高くできます

またAppleは次々と新製品やサービスを開発し提供しているため、ROEも高い値を維持できています。

一方でコモディティー型企業は製紙会社について考えてみましょう。

テッシュペーパーやトイレットペーパーを購入するときに、皆さんは何を重視して購入しますか?

私は値段を重視しています。

このように値段でしか勝負ができない商品やサービスを扱っている会社がコモディティー型企業です。

値段でしか差別化できないために利益率が低くなりROEも低くなります。

さらに競合企業が多く存在します。

そのため投資面では素晴らしい結果を残すことは難しいです。

スポンサーリンク

消費者独占型企業の見分け方

見分ける基準
  1. 消費者独占力を持つと思われる製品・サービスがあるか
  2. 1株あたり利益(EPS)が力強い増加基調にあるか
  3. 多額の負債を抱えていないか
  4. 株主資本利益率(ROE)は十分高いか
  5. 現状を維持するために内部留保利益の大きな割合を再投資する必要があるか
  6. 内部留保利益を新規事業や自社株買戻しに自由に使えるか
  7. インフレを価格に転嫁できるか
  8. 内部留保利益の再投資による利益が、株価上昇につながっているか

自分が気になる会社を上の項目について検討してみましょう。

特に気になる企業がない場合は『Apple』と『製紙会社』について検討してみることでイメージが付きやすいので、ぜひそれぞれ調べてみてください。

スポンサーリンク

消費者独占型企業の分類

タイプ1 長期使用や保存が難しく、強いブランド力を持ち、販売者が扱わざるをえないような製品を作る事業

本書ではコカコーラが代表例として紹介されていました。

日本の企業でタイプ1に該当する企業を考えたのですが、なかなか思いつきませんでした。

もしかしたら『任天堂』や『SONY』が該当するかもしれません。

ゲーム売場に任天堂ととSONYの商品がないのは考えられませんからね。

そもそもバフェットは最近日本の商社株を購入しましたが、それまで日本株に投資していませんでした。

バフェットも同じように消費者独占型の企業を日本の会社に見出せなかったのかもしれません。

タイプ2 他の企業が事業を続けていくために、持続的に使用せざるをえないコミニケーション関連事業

本書では新聞や広告代理店やテレビ会社が紹介されていました。

最近であればFacebookやTwitterもこのタイプに該当すると思います。

日本企業ではLINEを扱う『Zホールディングス』がこのタイプだと思います。

タイプ3 企業や個人が日常的に使用し続けざるをえないサービスを提供する事業

本書ではアメックスのようなカード会社などが紹介されています。

最近だと『Apple』もアプリやiCloudサービスによって毎月課金するシステムによる売上を伸ばしているため、このタイプにも該当すると思います。

タイプ4 宝石・装飾品や家具などの分野で、事実上地域独占力を持っている小売業

これは『ニトリ』と『ファーストリテイリング(UNIQLO)』ですね。

同業者が同じように家具や服を安い値段で売ろうと思っても、スケールメリットによる価格競争に勝てず事業拡大が難しいため、結局この分野で競争相手は生まれてきにくいです。

スポンサーリンク

買い相場の種類

ケース1 相場全体の調整や暴落

これは相場が弱気になってことが原因で株が下がった場合です。
日経平均などの指数が大きく下がると業績が悪化した場合ではないのに、釣られて関係のない会社の株価も下がることがあります。

しかし業績が原因ではないのでファンダメンタルズには影響はあまりないので、欲しい株式をお得に買うことができるチャンスになります。

ケース2 全体的な景気後退

景気はある程度の周期で良くなったり悪くなったりします。

景気が悪くなるとコモディティ型企業だけでなく、消費者独占型企業の業績も悪くなる可能性が高いです。

それに伴って株価も下がる可能性があります。

しかし消費者独占型企業は景気回復局面ではいち早く業績が回復しやすいです。
なので一時的な株価下落タイミングで株式を購入する機会になります。

ケース3 個別企業の特殊要因

例としては裁判などです。

裁判では賠償金を支払って、その年の利益は減少し株価が下がってしまうかもしれません。

しかし賠償金は一時的な費用であり、数年後には裁判のことはほとんどの人が忘れています。

つまり裁判は短期的には株価を下げる原因になりますが、長期的には株価や業績に影響を与えません。

そのため株式を購入するチャンスになりえます。

ケース4 企業の構造変化

合併やリストラなどの構造変化に伴う損出による株価の変化などです。

一時的な出費により利益が減少することで株価が下がる場合があります。

しかし、このような費用は一時的なものなので割安で株式を購入できる可能性があります。

スポンサーリンク

まとめ

本書では前半にありふれた商品やサービスを販売する『コモディティー型企業』とブランド力の高い商品を販売する『消費者独占型企業』の特徴や見分け方がまとめられています。

さらに消費者独占型企業の株式を買うタイミングについても書かれています。

後半ではこの記事では書いていませんが、株式を購入するために必要な計算方法がまとめられています。

簡単に説明すると、過去の会社の業績をもとに10年後の会社の業績や株価を予想する方法です。

計算自体はExcelが使えれば難しくないのですが、いくつか方法があり複雑なので本記事では省略しました。

興味がある方はぜひ本を読んでみてください。

私の感想としては「バフェットの投資術はやっぱり凄いな」と思いました。

私自身は他にもいろいろな投資本を読んでいるので本書に完全に従って株式を売買しているわけではありませんが、それでも消費者独占企業かどうかについては考える際には1番参考にしている投資手法です。

本書の初版は2002年に出版されているため、紹介されている会社は今の時代には消費者独占型企業とはいえない企業もあります。

本書を参考にして紹介されている銘柄にそのまま投資すると、期待したような結果得られないかもしれません。

しかし投資手法に関しては時代は関係ないので大変参考になります。

消費者独占型企業についてきちんと理解するのに役立つので、投資家全員におすすめしたい一冊です。

気になった方はぜひ手に取って読んでみてください

ペン太
ペン太

最後まで読んでくれてありがとう。

※ この記事は特定の銘柄や投資手法を推奨するものではございません
 投資は自己判断で行ってください

コメント

タイトルとURLをコピーしました